デジタル大辞泉 「ブラッシング詐欺」の意味・読み・例文・類語 ブラッシング‐さぎ【ブラッシング詐欺】 《brushing scam》ECサイトで、カスタマーレビューにおける売り手の評価を不正に高める詐欺行為。架空のアカウントから虚偽の注文を行って売り上げ件数を水増ししたり、やらせレビューを書いたりするもの。[補説]任意の住所に一方的に物品を送付して注文・配達の記録を不正に得るという手法もあり、問題となっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「ブラッシング詐欺」の解説 ブラッシング詐欺 オンライン通販の出品者が、通販サイト自体を標的とする詐欺の手法の1つ。注文件数や高評価の商品レビューを水増しし、出品者としての信用を不正に高めて商品の販売をしやすくする方法。まず販売業者などの出品者が、詐欺工作の実行役となる業者に商品の購入代金と報酬を渡し、業者は手持ちの大量の架空アカウントを使って出品者の商品を購入する。商品レビューは実在の住所に商品が配達された記録がつかないと書き込みができないことが多いため、出品者は業者の架空アカウントに登録された架空の住所とは別の、不正に入手した住所に空箱や軽量な廉価品などを勝手に送りつける。配達完了の記録がついた後、業者は架空アカウントで商品に対する高評価のレビューをサイトに書き込む。これによってあたかも正当な取引が多数行われ、出品者が高評価を受けているかのように偽装する。 (2020-9-10) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報