ブロック政策(読み)ブロックせいさく(その他表記)Blockpolitik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブロック政策」の意味・わかりやすい解説

ブロック政策
ブロックせいさく
Blockpolitik

ドイツ帝国においては,憲法上議会勢力と関係なく内閣を組織することができたが,やはり政党を無視することはできなかった。 O.ビスマルクはいくつかの政党を抱合せて与党化をはかった。これはカルテル政策と呼ばれたが,B.ビューローや T.vonベートマン・ホルウェーク時代になると,より多くの政党を緊密に結合させて与党化をはからねばならなかった。これがブロック政策と呼ばれたのである。

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関連語 ホルウェーク

世界大百科事典(旧版)内のブロック政策の言及

【戦間期】より

…1929年10月に突発したニューヨークの株式相場の大暴落をきっかけに,各国は相次いで恐慌の渦に巻き込まれた。安定の基礎をなしていた国際経済協力体制は崩壊し,列強はこぞって自給自足をめざすブロック政策に移行した。この間ソ連は,恐慌からみずからを隔離させつつ,五ヵ年計画を推進し軍事力の増強に努めたが,それは同時にスターリン主義という永続的戒厳体制がつくられていく過程でもあった。…

※「ブロック政策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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