ブータ(その他表記)Bhūta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブータ」の意味・わかりやすい解説

ブータ
Bhūta

南インド,ケララ地方の祭祀舞踊。病気不慮出来事などが起ると,それらをもたらす目に見えない悪霊をはらうために,演者みずからその悪霊となって神懸りとなり,火の力によって失神状態になるさまを演じる。シュロの葉を細くし,スカート状にしたものを身にまとい,単調なリズムにあわせて回転を繰返しながら神懸りとなる。顔にはカターカリにみられるような隈取 (くまどり) が施される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android