神懸り(読み)カミガカリ

デジタル大辞泉 「神懸り」の意味・読み・例文・類語

かみ‐がかり【神懸(か)り/神×憑り】

神霊が人に乗り移ること。また、その状態やその人。かむがかり。かんがかり。
極端に論理を飛躍させたり、科学的には考えられないことを狂信したりして、言動常軌を超えていること。また、狂信的なこと。
[類語]鬼気迫るデモーニッシュ

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精選版 日本国語大辞典 「神懸り」の意味・読み・例文・類語

かみ‐がかり【神懸・神憑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神に祈っているうちに恍惚状態になり、異様な動作をしたり、あらぬことを口走ったりして、神の霊がその人に乗りうつったかと思われるようになること。また、その人。かむがかり。かんがかり。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  3. ( 比喩的に ) ものの考え方が極端に飛躍していたり、超自然的なものの存在を認めたりすることや、その人をいう語。
    1. [初出の実例]「現代の日本は神がかりの大流行の日本だといはれる」(出典:文化と政治(1941)〈津久井龍雄〉文化について)

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