プス・キャタピラー(読み)ぷす・きゃたぴらー(その他表記)Puss Caterpillar

知恵蔵mini 「プス・キャタピラー」の解説

プス・キャタピラー

「ボリビアバグ」とも呼ばれる蛾の幼虫で、学名は「Megalopyge opercularis」。ふさふさした猫のような毛を持つ風貌から日本語では「ネコ毛虫」と翻訳されている。プス・キャタピラーという英語名も、可愛らしい猫(puss)に似ていることからついたもの。そのかわいい風貌とは裏腹に、この毛虫はふさふさした毛の下に猛毒を持つ小さなトゲを有しており、刺されると激しい痛みがあり、場合によっては人を死に至らしめる可能性もある。2014年9月18日、米の月刊誌ナショナルジオグラフィック」は、この毛虫がアメリカで大発生している可能性があり、アメリカ東部の人々が病院に担ぎ込まれていると伝えた。プス・キャタピラーに刺された場合、確立した治療法はない。しかし、局所セロハンテープを貼って剥ぎとり、傷口に残っているトゲを取り除くようにすると、痛みを軽減する効果があるという。

(2014-9-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む