プッシュ・ピン・スタジオ(読み)プッシュピンスタジオ

百科事典マイペディア の解説

プッシュ・ピン・スタジオ

1954年にシーモア・クワスト,ミルトン・グレーザー,レーノルド・ラフィンズ,エドワード・ソレルが,ニューヨークで結成したグラフィック・デザイン集団。ルネサンス絵画やビクトリア朝の文字デザイン,モダンアートコミックスなどを積極的に引用し,厳格なインターナショナル・スタイルのタイポグラフィーとは対象的なデザインを提示。イラストレーションを重視し,カラフルで機知ユーモアに富んだグラフィック・デザインは〈プッシュ・ピン・スタイル〉と呼ばれ,大きな影響を与えた。ラフィンズとソレルは1950年代にスタジオを去り,1974年グレーザーが辞すまで,クワストとグレーザーが黄金期を支えた。その間,自ら発行した雑誌《プッシュ・ピン・グラフィック》で若手デザイナー,イラストレーターを発掘。その中からポール・デービスやバリー・ザイードらがプッシュ・ピンに参加した。

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