ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラカシュ遺跡」の意味・わかりやすい解説 プラカシュ遺跡プラカシュいせきPrakash インド,マハーラーシュトラ州のタプティ川とゴマイ川の合流点にある先史遺跡。 B.K.タパールらが 1955年に調査。金石併用期の文化は2つに分類され,下層では石刃や細石器と少量の銅製品のほか黒彩赤色のマルワ土器などがあり,上層ではジョルウェ土器と輝赤色土器が伴う。鉄器時代は各種の鉄器のほか赤色黒縁土器,続いて北方黒色磨研土器が現れる。放射能年代測定などから金石併用期が前 1700~1300年,鉄器時代は前 600年以降とされる。各種土器の編年,分布を考えるうえで重要な遺跡である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by