プラハ大聖堂(読み)プラハだいせいどう(その他表記)chrám sv. Víta v Praze

改訂新版 世界大百科事典 「プラハ大聖堂」の意味・わかりやすい解説

プラハ大聖堂 (プラハだいせいどう)
chrám sv. Víta v Praze

プラハ司教座聖堂チェコを代表する後期ゴシック建築。聖ウィトゥスVitusに献じられる。1344年に着工し,85年には内陣が献堂された。工事の前半フランスのアラス出身のマチューMathieu d'Arras(?-1352),後半ドイツから招かれたペーター・パルラー(パルラー家)により,洗練されたフランス・ゴシック様式で完成を見た。南入口ほかの天井には,飛びリブを持つ繊細なボールトの構成が見られる。
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世界大百科事典(旧版)内のプラハ大聖堂の言及

【チェコスロバキア】より

…1918年から92年まで続いた中欧の共和国。国名通称はチェコ語,スロバキア語ともČeskoslovensko。1920‐38年,1945‐60年の正式国名は〈チェコスロバキア共和国Českoslovká republika〉。1948年以後は社会主義体制をとり,60年からの正式国名は〈チェコスロバキア社会主義共和国Československá Socialistická republika〉。1969年よりチェコ社会主義共和国とスロバキア社会主義共和国の連邦制に移行したが,89年の〈東欧革命〉の進行過程で両共和国で連邦制の見直しが図られ,正式国名を〈チェコおよびスロバキア連邦共和国Česká a Slovenská Federativní Republika〉に変更した。…

※「プラハ大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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