ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラークリット文学」の意味・わかりやすい解説
プラークリット文学
プラークリットぶんがく
Prākrit literature
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…サンスクリット語の文献は以上のような純文学作品のほかに,哲学,宗教,文法,修辞,辞典など直接文学に関係のあるもの,あるいは法制,経済,美術,音楽,天文,数学,医学,性愛など学術あるいは実際方面のものもあり,韻文で書かれたものもあるので,広義の文学作品とみなされている。
【プラークリット文学】
仏教とジャイナ教は各種のプラークリット語を用いて文学作品を残したが,プラークリット語はまたサンスクリット劇において,上流階級の男子を除き婦人や下層階級の登場人物が各種のプラークリット語を用いる規定があったので,文学用語として重要であった。しかしそれ以外にも独特の文学作品を残しており,ハーラ(3~4世紀)の《サッタサイー》はプラークリット抒情詩独自の詩境を示すものとして名高い。…
※「プラークリット文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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