ヘゲモニコン(その他表記)hēgemonikon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘゲモニコン」の意味・わかりやすい解説

ヘゲモニコン
hēgemonikon

「 (霊魂の) 中枢的 (指導的) 部分」の意のギリシア語ストア派によると,この中枢部は心臓に位置し,他の諸能力を統御し,自然との一致をもたらす理性的霊魂であり,苦悩恐怖欲望快楽はこのヘゲモニコンの混乱,霊魂の病であり,アタラクシアを遠ざけるものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む