最新 地学事典 「ヘル・クリーク植物群」の解説
ヘルクリークしょくぶつぐん
ヘル・クリーク植物群
Hell Creek flora
米国の,モンタナ州東部,ノースダコタ州西部およびサウスダコタ州にまたがる,陸成最上部白亜系のヘルクリーク層およびフォートユニオン層ルドロー部層から産する植物化石。大型化石(葉や生殖器官)では,クスノキ科・スズカケノキ科・モクレン科・カツラ科・サトイモ科・ヤシ科など被子植物が構成種の89%を占め,数種のシダ類と各1種のソテツ類・イチョウ類,10種の球果類を含む。下部では草本性被子植物が卓越するが,上部に向かい温暖化に伴う組成変化が認められる。参考文献:K. R. Johnson(2002) Geol. Soc. Am. Spec. Pap, Vol. 361:329
執筆者:矢部 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

