デジタル大辞泉 「ベクトル量子化」の意味・読み・例文・類語 ベクトル‐りょうしか〔‐リヤウシクワ〕【ベクトル量子化】 連続的な量を離散的なとびとびの数値で表す(量子化する)とき、複数の数値をまとめてベクトル量とし、似通ったベクトルから代表的なベクトルを選んで符号化(エンコード)することで、近似的に離散的な数値に変換すること。画像・動画の圧縮などに広く利用される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ASCII.jpデジタル用語辞典 「ベクトル量子化」の解説 ベクトル量子化 画像圧縮技術の1つ。ベクトル量子化では、複数の画素、またはそれに対応するものをまとめて、1つの符号に写像する。画像を1枚ごとに圧縮符号化するフレーム内符号化には、予測符号化、変換符号化、サブバンド符号化などがあるが、ベクトル量子化もその1つである。なお、これらの符号化処理では、画素や予測誤差、変換係数をそれぞれ独立に量子化するので、一般にスカラー量子化と呼ばれる。写像される1組の画素である入力ベクトルは、そのベクトルを構成する画素数と同じ次元を持つ多次元空間内の点として表わすことができる。ベクトル量子化では、この多次元空間であるベクトル空間にいくつかの代表ベクトルを定めておき、入力ベクトルを最も近い代表的なベクトルで近似することによって量子化を行なう。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報