日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベスレドカ」の意味・わかりやすい解説 ベスレドカべすれどかAlexandre Besredka(1870―1940) ロシア出身のフランスの細菌学者。オデッサ(現、オデーサ)に生まれ、1897年パリ医科大学を卒業し、パリのパスツール研究所に入り、メチニコフの下で研究を行った。アナフィラキシー、局所免疫などに関する業績がある。のちにパスツール研究所所長。1925年に出版した『局所免疫』Immunité localeは有名であり、このベスレドカ学説に基づいて新案された腸チフス・パラチフスの経口ワクチンは日本にも輸入され、使用されたことがあったが、発展はしなかった。[藤野恒三郎][参照項目] | アナフィラキシー | メチニコフ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by