ベダリヤテントウ(読み)べだりやてんとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベダリヤテントウ」の意味・わかりやすい解説

ベダリヤテントウ
べだりやてんとう
[学] Rodolia cardinalis

昆虫綱甲虫目テントウムシ科に属する昆虫。オーストラリア原産の種類であるが、ミカン類の大害虫であるイセリアカイガラムシ天敵として駆除にきわめて有効であることがわかり、世界各地(北アメリカ、台湾など)に移入され、日本にも1910年(明治43)に導入されて、本州、四国、九州に定着し成功を収めた。体長3.5~4ミリメートル、背面は橙赤(とうせき)色、頭・前胸後縁の帯紋、小楯板(しょうじゅんばん)、上ばね両側の前後にある斜めの紋と会合部から後方外縁にかけては黒い。体下面は黒いが腹部の外縁は赤い。全面に短毛を密生するので光沢はやや鈍い。年に8世代前後を繰り返し、卵から成虫までは13~21日を要する。雌の産卵数は平均277個、幼虫・成虫ともに多数のカイガラムシを捕食し、成虫では雌のほうが多く食べることが知られている。

[中根猛彦]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月節 (12月前半) のことで,太陽の黄経が 285°に達した日 (太陽暦の1月5日か6日) に始り大寒 (1月 20日か 21日) の前日までの約 15日間...

小寒の用語解説を読む