日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベニハシガラス」の意味・わかりやすい解説 ベニハシガラスべにはしがらす / 紅嘴鴉chough[学] Pyrrhocorax pyrrhocorax 鳥綱スズメ目カラス科の鳥。全長約40センチメートル。嘴(くちばし)と足が赤く、それ以外は黒。カラスにしては嘴が細長い。アジアからヨーロッパにかけては山地の岩壁に、イギリスでは海岸の岩崖(がんがい)にすむ。近縁のキバシガラスP. graculusは嘴が黄色で、ベニハシガラスとほぼ同地域に分布するが、それより高い所にすむ高山鳥である。両種とも崖(がけ)や草地で昆虫をとる。[浦本昌紀][参照項目] | カラス ベニハシガラス〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例