最新 地学事典 「ベメント石」の解説
ベメントせき
ベメント石
bementite
化学組成Mn7 Si6O15(OH)8の鉱物。単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a1.4833 nm, b1.7572, c1.4699, β95°31′,単位格子数中8分子含む。灰褐~灰白色,真珠光沢。鱗片状。硬度5.5, 比重4.0。光学的ほとんど一軸性負,屈折率α1.624, β1.650, γ1.650。日本でかつてベメント石として記載されたものは,加藤昭が検討したかぎりほとんど類似鉱物のカリオピライトである。米国ニュージャージー州Franklin Furnaceの変成マンガン・亜鉛鉱床から発見され,鉱物収集家C.S.Bementにちなむ。
執筆者:加藤 昭・広渡 文利
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

