最新 地学事典 「ベラ・オフィオライト」の解説
ベラ・オフィオライト
Bela ophiolite
パキスタン南西部,キルタル山脈の南西縁に沿って南北方向に約450km,幅5~30kmの規模で分布するオフィオライト岩体。単一の岩体ではなく,数多くの15~20km長のスラブ群ないしメランジュ中の大小のブロックとして産出し,蛇紋岩化したかんらん岩およびダナイト,ドレライトないし斑れい岩シル,玄武岩質枕状溶岩,およびチャート・石灰岩・泥岩等の堆積岩類からなる。石灰岩からAptian~Maastrichtianにわたる浮遊性有孔虫化石が産出。漸新統に不整合に覆われ,暁新世~始新世にインド-パキスタン卓状地上に衝上したものとされている。参考文献:G.Sarwar(1992) Tectonics, No.207
執筆者:木村 克己
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

