最新 地学事典 「ベリリウム鉱床」の解説
ベリリウムこうしょう
ベリリウム鉱床
beryllium deposit
Beは珪長質火成活動と密接な成因的関係をもち,花崗岩質ペグマタイトや熱水鉱床に濃集する。主要鉱石鉱物は緑柱石・ベルトラン石・バリライトBaBe2Si2 O7・ヘルバイトなど。ペグマタイトにはふつう緑柱石として産出し,ブラジルのMinas Gerais州・アルゼンチン・インドのBihar州・ロシアなどに多い。長石・雲母・Li-Nb-Ta鉱物などとともに採掘される。熱水鉱床では鉱脈鉱床やスカルン鉱床で部分的にBeが濃集することもあるが,資源的に重要なものは凝灰岩中のベルトランダイト鉱床で,米国Spor Mountain鉱床が代表。米国南西部からメキシコにかけて分布する新第三紀のトパーズ流紋岩中に,蛍石・モンモリロナイト・オパールなどとともにベルトラン石が鉱染したもの。
執筆者:島崎 英彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

