ベルーノ(その他表記)Belluno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルーノ」の意味・わかりやすい解説

ベルーノ
Belluno

イタリア北東部,ベネト州ベルーノ県の県都ベネチア北方約 80km,ドロミティ山脈を刻むピアベ川河谷を占める。古代からの都市で,ローマ時代にはベルヌムと呼ばれた。 1404年にベネチアと結び,1797年にフランスが占領するまで,その支配下にあった。 1813年オーストリアの手に移ったが,66年イタリア王国に帰属。ドロミティ地方探勝の基地で,観光と農業がおもな産業ルネサンス様式の家々で囲まれたメルカト広場,16世紀建設の大聖堂前広場などがある。人口3万 5415 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android