ピアベ川(その他表記)Piave

改訂新版 世界大百科事典 「ピアベ川」の意味・わかりやすい解説

ピアベ[川]
Piave

イタリア北部,ベネト地方の川。全長220km。第1次大戦中イタリア軍がオーストリア軍の南進をこの川岸で阻止した〈ピアベの戦〉で知られる。カルニア・アルプス山脈のペラルバ山に端を発し,カドーレ盆地とベルノの広い盆地を通って,ベネチアの東コルテラッツォの町でアドリア海に注ぐ。上流では水力発電に,下流では灌漑用に利用されている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピアベ川」の意味・わかりやすい解説

ピアベ川
ぴあべがわ
Piave

イタリア北東部、ベネト州の川。オーストリアとの国境に近いペラルバ山麓(さんろく)に端を発し、ベッルーノを経て、ベネチアの北東35キロメートル地点でアドリア海に注ぐ。全長220キロメートル。灌漑(かんがい)用水、いかだ流し、水力発電などに利用されるが、船の航行河口から32キロメートルまでに限られる。

[堺 憲一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピアベ川」の意味・わかりやすい解説

ピアベ川
ピアベがわ
Fiume Piave

イタリア北部を流れる川。全長 220km。流域面積 4092km2。アルピカルニケのペラルバ峠付近に源を発し,ベネチアの北東 30km付近でアドリア海に注ぐ。第1次世界大戦のおり,イタリア軍の防衛線となり,オーストリア軍との間で激戦が行われた。

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