最新 地学事典 「ベンド界」の解説
ベンドかい
ベンド界
学◆Vendozoa ,Vendobionta
原生代末期エディアカランの化石群,エディアカラ動物群が単系統のグループを構成する分類群。硬組織をもたず,大きさは最大1mをこえるものの,非常に薄く,エアマットのような構造をもつ。A.Seilacher(1984)が,これらの生物は体表から栄養を吸収するか,光合成を行う,現生の動物界や植物界などとは異なる絶滅生物群として,ベンド界(kingdom Vendozoa)を提案した。しかし後に,L.W.Buss et al.(1994)は,後生動物と確認された化石を除外し,刺胞動物門に類似するが,刺胞をもたない門(phylum Vendobionta)として再提案した。
執筆者:小幡 喜一
参照項目:エディアカラ動物群
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

