単系統(読み)たんけいとう

最新 地学事典 「単系統」の解説

たんけいとう
単系統

monophyly

単一先祖の幹種から由来したすべての種。多系統polyphylyに対する語。古くはE.H.Haeckel(1899)の系統樹にその概念が表わされており,系統は分岐を繰り返して幹が枝に分かれるが,任意の時点での枝から先は単系統となる。現在では分岐分類学において重視され,単系統は共有派生形質に基づいて認定され,それにより完全な姉妹システムをつくる。これに対して,多系統は類似した形質をもつグループであっても,それが収斂による場合か,共通先祖が含まれていない人為分類グループをいう。また単系統の中でも,異質な形質をもつグループを除いたものを側系統群(例:鳥類を除く爬虫類など)とすることもある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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