普及版 字通 の解説
7画
[字訓] まつる・かなう
[説文解字]
[字形] 会意
宀(べん)+(べん)。は伏屍の象で、泛・(べん)はともに流屍の象。はその屍体を祀る意。眞(真)は道(行き倒れ)の象で、それを祀所に(お)くことを(し)、その屍体を塡めることを塡(てん)、霊を鎮めることを鎭(鎮)(ちん)という。もそのような枉死者をまつる意。〔説文〕七下に「冥合なり」とし、瞑眩(めんげん)の瞑(めん)の声によむとするが、その義の用例はない。〔段注〕に「今、俗に吻合(ふんがふ)と云ふは、當(まさ)に此の字を用ふべし」とするのは、理由のないことである。
[訓義]
1. まつる、枉死者をまつる。
2. かなう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報