精選版 日本国語大辞典 「冥合」の意味・読み・例文・類語 みょう‐ごうミャウガフ【冥合】 〘 名詞 〙 冥々のうちに合一すること。知らず知らず一つになること。〔勝鬘経義疏(611)〕[初出の実例]「想ふ画人、俳人、詩人の要は能く宇宙の幾微を吹鼓し、神韻縹緲恍乎として自然と同化冥合するに在り」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉九) めい‐ごう‥ガフ【冥合】 〘 名詞 〙 =みょうごう(冥合)[初出の実例]「嗚呼此夕に、我も他界の我の如く、悠々俯仰して此景色と冥合(メイガフ)したり」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「冥合」の読み・字形・画数・意味 【冥合】めいごう(がふ) 暗にあう。ふかく合一する。唐・柳宗元〔始めて西山を得て宴遊する記〕悠悠乎として、氣(かうき)とにして、其の涯を得る無く、洋洋乎として物とびて、其の窮まるを知らず。~心凝(こ)り形釋(と)け、と冥合す。字通「冥」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報