ベーゼンドルファー(その他表記)Bösendorfer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベーゼンドルファー」の意味・わかりやすい解説

ベーゼンドルファー
Bösendorfer

オーストリアのピアノ製作者の家系一族のイグナーツ (1796~1859) がピアノ製作に種々の考案をしたあと,息子ルートウィヒ家業を継いで今日の基礎を固めた。ベーゼンドルファーのグランド・ピアノは,今日まで音楽的に豊かで繊細な音色によって知られる。

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世界大百科事典(旧版)内のベーゼンドルファーの言及

【ピアノ】より

…世紀後半には以上の新機軸が一体化されて,今日のピアノとほぼ同じものが生産されるようになった。会社としては,ウィーンのベーゼンドルファー社(1828‐),ドイツ出身のH.E.シュタインウェークがニューヨークに創設したスタインウェー社(1853‐),そしてベルリンのベヒシュタイン社(1853‐)などがとくに有名で,いずれも今日まで優れた製品を生産し続けている。20世紀ではいくつか細かい改良が行われているほか,超大型のコンサート・グランド・ピアノや8オクターブに及ぶ音域のもの(ベーゼンドルファー)も製造されているが,本質的な変化はない。…

※「ベーゼンドルファー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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