ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベーハム」の意味・わかりやすい解説
ベーハム
Beham, Hans Sebald
[没]1550. フランクフルトアムマイン
ドイツの画家。 A.デューラーの後期の作品の影響を受けた版画挿絵を多く残した。ミュンヘンの宮廷画家となった弟のバルテル (1502~40) ,ゲオルク・ペンツ (1500頃~50) とともにデューラーの画房にいたといわれる。無神論的言動のため一時ニュルンベルクから追放され,のちフランクフルトアムマインに移った。神話,聖書,寓話に取材したものが多く,壁に飾るための大作もある。作品は『ダビド物語』 (34,ルーブル美術館) など。
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