ペオン制(読み)ペオンせい(その他表記)peonage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペオン制」の意味・わかりやすい解説

ペオン制
ペオンせい
peonage

ラテンアメリカにおける債務奴隷制。植民地時代初期のラテンアメリカでは先住民 (インディオ) に対する賦役労働 (→レパルティミエント ) が公認されていた。ペオンは労働者と同義語で,インディオ労働者にはなにがしかの現金が支払われてきた。しかしスペイン人がインディオの土地支配を強めるにつれ,借金の肩代りにインディオ労働者を土地に縛りつけ,必要な労働力を確保するようになった。これをペオン制という。名目的には自由であるが事実上の経済外強制であるペオン制は 20世紀初頭まで続いた。

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