ペチェンガ(その他表記)Pechenga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペチェンガ」の意味・わかりやすい解説

ペチェンガ
Pechenga

ロシア北西部,ムルマンスク州の都市。州都ムルマンスクの北西約 100km,バレンツ海のペチェンガ湾奥にある港湾都市で,ノルウェーとの国境に近い。付近の銅,ニッケル採掘地域の積出港であったが,現在は外港リイナハマリにその機能を譲っている。 16世紀に始る町で,1919~40年はフィンランド領に入り,ペツァモ Petsamoと呼ばれ,ボスニア湾から北上するハイウェー終点であった。ムルマンスクから鉄道が通じる。人口 2700 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のペチェンガの言及

【フィンランド】より

…しかし,戦局の不利から44年にソ連と休戦条約を結び,戦線から離脱した。このためフィンランドは47年の講和でソ連へのカレリア地方,バレンツ海に臨むペッツァモ(現,ペチェンガ)地方の割譲,バルト海北岸のハンコ半島とポルカラ地区の貸与を余儀なくされ,さらに,国民所得の1割に及ぶ巨額な賠償金を支払わされることとなった。44万人の引揚者も受け入れねばならなかった。…

※「ペチェンガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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