ペーターマン(その他表記)August Heinrich Petermann

改訂新版 世界大百科事典 「ペーターマン」の意味・わかりやすい解説

ペーターマン
August Heinrich Petermann
生没年:1822-78

ドイツの地図学者。ブライヘロデに生まれ,ポツダムで地図作成技術を学び,最初はA.vonフンボルトの下で地図作成に従事。1845-47年エジンバラのジョンストン地図製作所,次いで47年からはロンドンで人口地図,自然地理学の地図帳などを作成した。54年にはゴータにあるJ.ペルテス地理研究所に移った。そこで,《シュティーラー地図帳》を作成,56年には《ペーターマンズ地理学輯報》を創刊。これはドイツの代表的地理学雑誌の一つとして世界的に知られている。また,探検家でもあり,アフリカ極地を探検して多くの地図を出版した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android