普及版 字通 「ホウ・ゆきふる」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] ゆきふる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は方(ほう)。方にさかんなる意がある。〔詩、風、北風〕「雨(ふ)ること其れたり」の〔伝〕に「んなる貌なり」とあり、霏霏(ひひ)などというのと同じ。また滂に通じ、滂沱(ぼうだ)の意がある。字はまた旁に作る。〔説文〕旁字条一上に「溥(ひろ)きなり」とし、籀文としてを録している。
[訓義]
1. ゆきふるさま、ゆきがふりしきるさま。
2. ふりそそぐ、雨がふりそそぐさま。
[古辞書の訓]
〔立〕 サカユ 〔字鏡集〕 ユキ
[語系]
phiang、buangは声義近く、雨雪のさかんにふるさまをといい、衆馬の盛んに走るを(ぼう)という。またpongは草の盛多なるをいう。豐(豊)phiumも、その系統の語である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報