北風(読み)キタカゼ

デジタル大辞泉 「北風」の意味・読み・例文・類語


ほく‐ふう【北風】

北から吹く風。きたかぜ。

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精選版 日本国語大辞典 「北風」の意味・読み・例文・類語

きた‐かぜ【北風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 北の方角から吹いてくる冷たい風。きた。きたうち。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「かぢとりらの、『きたかぜあし』といへば」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月二五日)
    2. 「いちどきに二日の物も喰て置〈凡兆〉 雪げにさむき嶋の北風〈史邦〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)五)
  3. ( 「北」は江戸城の北方に当たる新吉原をいい、そこをさまよう者の意から ) 遊里通いをする者をあざけっていう語。〔随筆・足薪翁記(1842頃)〕

ほく‐ふう【北風】

  1. 〘 名詞 〙 北の方から吹く風。朔風。きたかぜ。
    1. [初出の実例]「身異胡馬、心悲北風」(出典万葉集(8C後)一八・四一三二・題詞)
    2. [その他の文献]〔詩経‐邶風・北風〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「北風」の意味・わかりやすい解説

北風
きた

北風を略して北(きた)ということがある。北風は南風に比較して寒冷であり、日本では冬は北寄りの風がその天候を支配する。これは大陸から日本海東シナ海を吹き渡ってくる風であり、その発源地の内陸においては乾燥していて低温である。

根本順吉

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普及版 字通 「北風」の読み・字形・画数・意味

【北風】ほくふう

寒風。

字通「北」の項目を見る

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