ほっき

精選版 日本国語大辞典 「ほっき」の意味・読み・例文・類語

ほっき

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 堅くて弾力性のない物が折れる音、また、そのさまを表わす語。ぽっきり。ぼっき。ほっく。
    1. [初出の実例]「さきをほっきと折やうにぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)張湯第二九)
  3. 堅い物が板などに当たる音を表わす語。ぼっき。
    1. [初出の実例]「二打三打ほっき丁々(ちょうちょう)とうちければ」(出典狂言記文蔵(1660))
  4. ほととぎすの鳴く声を表わす語。
    1. [初出の実例]「啼月杜がほっきと啼いたと聞こう迄(まで)よ」(出典:大淵和尚再吟(1630頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 副詞 実例 初出

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む