ほっちり
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 小さい点。ぽっち。ぽち。
- [初出の実例]「額口のほっちりは灸点屋の看板か」(出典:洒落本・船頭深話(1802)四)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① 目を見開くさまを表わす語。
- [初出の実例]「目がほっちりと明て、中々此分では死れぬ」(出典:虎寛本狂言・鎌腹(室町末‐近世初))
- ② 量や程度の極めて少ないさまを表わす語。わずかに。
- [初出の実例]「秋蝉の虚に声きくしづかさは〈野水〉 藤の実つたふ雫ほっちり〈重五〉」(出典:俳諧・冬の日(1685))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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