ホニヲイ(読み)ほにおい

日本歴史地名大系 「ホニヲイ」の解説

ホニヲイ
ほにおい

漢字表記地名「穂香」のもとになったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか河川名としても記録されている。当地一帯は近代に入り穂香ほにおい村に包含された。仮名表記は「ホニヲイ」(「協和私役」、玉虫「入北記」、島「入北記」)、「ホニオイ」(観国録)のほか「ホ子ヲヱ」(「蝦夷日誌」一編)もある。「観国録」に「ホロモシリ、ホニオイ、コイトイ等ノ地名ヲ得ル、皆漁場ナリ、又此間ニ一処内地人ノ出稼スル漁場モアル由」(安政三年八月二四日条)、「ホニオイノ番屋アリ」(同月二五日条)とみえ、「廻浦日記」には「此処小川有。此処ヘ近年ハナサキの漁小屋を曳しよし也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android