ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホベイダ」の意味・わかりやすい解説
ホベイダ
Hoveida, Amir Abbas
[没]1979.4.7. テヘラン
イランの外交官,政治家。ブリュッセル大学,パリ大学などに学び,1942年外務省に入った。ヨーロッパ局長,トルコ駐在大使館参事官をつとめ,58年イラン国営石油会社理事となり,のち同総裁。 64年副首相兼蔵相,翌 65年 H.A.マンスール首相の暗殺に伴い首相,67年と 71年の総選挙で与党 (新イラン党) が圧倒的勝利を収め留任。 75年3月国王ムハンマド・レザー・シャー (パーレビ) のもとで「白色革命」推進のための唯一の政党であるイラン国家再興党 INRPが創設されると,その総裁に就任。国内的には経済成長率の維持,軍事力の強化,対外的には西側につきながらソ連圏諸国との経済関係拡大にも努めたが,イラン・イスラム革命後の 79年4月7日革命委員会の手で処刑された。
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