ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホホバ油」の意味・わかりやすい解説 ホホバ油ホホバゆjojoba oil メキシコの砂漠地帯で生育するホホバという低木の種子から抽出,精製した植物油。アメリカインディアンは昔からこの油を髪や肌に塗り,乾燥から守ったり,傷の治療薬として使う習慣があった。植物油にしては珍しい液体ろうで,9℃で固まる。保湿機能に優れ,皮脂の成分と組成が似ている上に,肌への浸透力も高い。そのためクリーム,乳液などの基礎化粧品やシャンプー,トリートメント剤などのヘアケア製品のほか,メイキャップ製品の顔料の結合剤としても広く使われるようになっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by