皮脂(読み)ひし

精選版 日本国語大辞典 「皮脂」の意味・読み・例文・類語

ひ‐し【皮脂】

〘名〙 手のひら、足のうらを除いた皮膚に一平方センチメートル当たり一〇〇個くらいある皮脂腺から、たえず分泌される半流動性油状の物質。汗によって拡散し、汗と混じって脂肪膜という弱酸性の膜をつくり、皮膚の表面を覆い、細菌・黴(かび)などから皮膚を保護し、皮膚にうるおいと弾力性を与える。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「皮脂」の意味・読み・例文・類語

ひ‐し【皮脂】

皮脂腺から分泌される半流動性の油脂状の物質。肌や髪をうるおし、乾燥を防ぐ役をする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「皮脂」の解説

皮脂

 脂ともいう.皮脂腺から毛の表面,表皮の表面に分泌される分泌物で,コレステロール脂肪酸,およびそれらのエステルなどからなる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android