ホール起電力(読み)ホールきでんりょく(その他表記)Hall electromotive force

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホール起電力」の意味・わかりやすい解説

ホール起電力
ホールきでんりょく
Hall electromotive force

半導体に電界とこれに垂直な磁界を同時に印加するとき,両者直角の方向に電圧が発生する (ホール効果という) ,その起電力をいう。ホール起電力は,試料電流磁束密度に比例し,試料の厚さに反比例する。比例係数をホール係数と呼ぶ。ホール係数の大きさはキャリア密度に反比例するので,未知のキャリア密度が測定できる。また,起電力の向きにより,電流を運ぶキャリアが電子か正孔かの判別ができ,未知の伝導型 (n型かまたはp型) が判別できる。

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