普及版 字通 の解説
16画
[字訓] おくる・おくりもの
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(冒)(ぼう)。〔説文新附〕六下に「死にる。貝に從ひ、に從ふ。なるは、衣衾(ふばう)のなり」と会意に解するが、亦声の字である。喪を助けるために車馬や衣衾の類を贈ることをいう。〔公羊伝、隠元年〕に「車馬にはと曰ひ、貨財には賻(ふ)と曰ひ、衣被には(すい)と曰ふ」とあって、賻贈の最も重いものである。本来は、棺槨を覆(おお)う衣衾の類をいう語であった。
[訓義]
1. おくる、おくりもの、死葬へのおくりもの、車馬の類。
2. 助喪、助喪のもの。
3. おおう。
[熟語]
遺▶・助▶・▶・贈▶・弔▶・馬▶・賻▶・臨▶
[下接語]
含・帰・贈・追・読・賻・来・礼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報