ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボトリオプテリス」の意味・わかりやすい解説 ボトリオプテリスBotryopteris シダ植物シダ綱コイノプテリス目ボトリオプテリス科の化石属。茎は細く,径1~10mm,複葉は螺旋状に互生2/5葉序をなして配列。スフェノプテリス型の小葉片をつける。芽胞嚢は数個群生して葉片の最末枝条の先端につく。茎の維管束は1個の原生中心柱で,節部が木部の周囲を囲む。茎の下部には,節の近くに多数の不定根を生じ,根の維管束の一般的構造は現生のシダ類と同じである。北アメリカやヨーロッパの石炭紀前期からペルム紀の地層に産出する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by