ボヘミア地塊(読み)ボヘミアちかい

最新 地学事典 「ボヘミア地塊」の解説

ボヘミアちかい
ボヘミア地塊

Bohemian massif

チェコを中心に分布し,バリスカン造山帯の東端に位置する地塊。中核部は高度変成岩を主とするモルダヌビア帯と低度変成岩を主とするテプラ(Tepla)─バランディアン帯が占める。その北西部にサクソ─チューリンゲン帯,北東部にスデッテス帯(Sudetes),東部にモラボ(Moravo)─シレジア帯が広がる。全帯に後変動時花崗岩(340〜280Ma)が貫入する。モルダヌビア帯やサクソ─チューリンゲン帯の主要岩相は片麻岩,ミグマタイト,角閃岩,グラニュライトなどで,泥質片岩,グラニュライト,かんらん岩の一部からはダイヤモンドやメジャーライト質ざくろ石など超高圧変成鉱物が見いだされる。400〜370Ma前後と340Ma前後の変成年代が報告され,前者はサクソ─チューリンゲン海の沈み込み,後者は大陸衝突の時期と解釈されている。参考文献Willner et al.(2002) J.Geodynamics, Vol.33: 281

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