ボリバル主義(読み)ボリバルしゅぎ(その他表記)Bolívarismo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボリバル主義」の意味・わかりやすい解説

ボリバル主義
ボリバルしゅぎ
Bolívarismo

ラテンアメリカ諸国の統合ないし連帯をアメリカ抜きで進めようとする考え方。 S.ボリバルは 19世紀初頭のスペイン植民地での独立戦争の指導者。彼は防衛同盟結成を目指して 1826年にラテンアメリカ諸国を召集するが,その際アメリカの参加を望まなかった。その後はアメリカが中心となり,米州の結束を固めようとする汎米 (はんべい) 主義 (パン・アメリカニズム) が強まり,米州相互援助条約や米州機構が成立した。だがアメリカの覇権の低下とともに,ラテンアメリカ経済機構 (キューバを含め,合衆国を入れない) や,中米和平でラテンアメリカ諸国が独自の立場をとるなど,ボリバル主義的な動きも見られるようになった。

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