主義(読み)シュギ

デジタル大辞泉 「主義」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぎ【主義】

持ちつづけている考え・方針態度など。「それが僕の主義だ」「完全主義」「菜食主義
思想学説・芸術理論などにおける一定立場イズム。「実存主義」「自然主義文学」
特定原理に基づく社会体制制度など。「資本主義
[類語]方針建前信条路線イデオロギーモットー指針思想理念信念哲学人生観世界観思潮イズム精神

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精選版 日本国語大辞典 「主義」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぎ【主義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 道義をもととすること。また、正しいと信じて守る一定の主張。〔史記太史公自序
  3. ( [英語] principle の訳語 ) 思想や学説などの拠って立つ原理、原則。また、主として守る思想上の立場。
    1. [初出の実例]「支那日本の人民は、原来農耕自活の風儀にて修身を政治の主義とし、財産を重んぜざるにより」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    2. 「蓋し山陽の主張せし所は神道と其主義を異にして」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉六)
  4. 常に持っている考え方や行動の方針。
    1. [初出の実例]「改進党に於ては、時運に応じ、国法を改正して、良善に赴かしむるの主義にて」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
  5. ( 多く接尾語的に用いられる ) 特定の原理に基づく社会体制、制度など。絶対主義、封建主義などの類。

主義の語誌

日本では、明治以降英語の principle の訳語として用いられるようになって一般化し、さらに英語の接尾辞 -ism の訳語にも当てられるようになって今日に至る。

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普及版 字通 「主義」の読み・字形・画数・意味

【主義】しゆぎ

義を基本とする。〔史記、太史公自序〕敢て顏色を犯し、以て義をし、其の身をみずして、國家の爲に長畫(長計)を樹(た)つ。袁錯列傳第四十四を作る。

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