ボーイング707(読み)ボーイングななれいなな(その他表記)Boeing 707

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボーイング707」の意味・わかりやすい解説

ボーイング707
ボーイングななれいなな
Boeing 707

本格的な民間ジェット時代の嚆矢となった大型4発旅客機。ボーイングがひそかに開発し,367-80,略してダッシュ 80 (エイティ) と呼ぶ原型機が初飛行したのは 1954年7月 15日。その高性能に目をつけたアメリカ空軍が民間航空会社より先に発注し,KC-135と呼ぶ空中給油機として大量に採用した。民間向け旅客機は,それをひとまわり大きくして 1958年秋パンアメリカン航空のニューヨーク-パリ線に就航する。これで大西洋横断に要する時間は,それまでのピストンエンジン機による 12時間半から6時間半へ短縮され,快適な乗り心地と相まって旅客をひきつけ,航空旅行に一時代を画した。 1962年にはエンジンをターボファンに換装した 707-320Bが就航し,航続性能がさらに改善された。その改良型 707-320Cは,エンジンがP&W JT3D (推力 8160kg) 4。全長 46.6m,全幅 44.4m,総重量 151t,乗客 147~202人,最大巡航速度時速 973km,航続距離 6920km。生産数は 1000機以上に達し,1991年5月生産終了した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む