ポストゥムス(その他表記)Marcus Cassianius Latinius Postumus

改訂新版 世界大百科事典 「ポストゥムス」の意味・わかりやすい解説

ポストゥムス
Marcus Cassianius Latinius Postumus
生没年:?-268

ローマ帝国内の分離国家〈ガリア帝国〉の皇帝ガリエヌス帝の下で軍務要職を歴任したが,259年ガリアで帝位を僭称し,この地域を奪(さんだつ)して,268年まで支配した。彼の軍勢はライン川辺境地域にあってゲルマン人侵入を食い止めたので,結果的にはローマ帝国西部の秩序回復に役立ったことになる。マインツにおける反乱鎮定にあたり,この町を占拠したが,軍隊によって殺された。
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関連語 本村

世界大百科事典(旧版)内のポストゥムスの言及

【ローマ】より

…これをくいとめたのは隊商都市パルミュラであったが,その女王ゼノビアはやがて反ローマに立つ。西部ではローマの将軍ポストゥムスが独立の〈ガリア人の帝国〉をつくり,ブリタニアとスペインも輩下に入れる。フランク族はライン川下流を脅かし,ゴート族はバルカン半島からエーゲ海方面を荒らし,アラマンニ族もラインを渡り,北イタリアを劫掠してラベンナに達した。…

※「ポストゥムス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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