ポルターレス(読み)ぽるたーれす(その他表記)Diego Portales Palazuelos

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポルターレス」の意味・わかりやすい解説

ポルターレス
ぽるたーれす
Diego Portales Palazuelos
(1793―1837)

チリの政治家、保守党指導者。トマス・オバジェ政権(1830~31)、プリエト政権(1831~41)の閣僚、政治的実力者として政界を動かした。中央集権体制、強大な権限をもつ大統領制、カトリック教の国教指定、個人の自由制限などを特徴とする1833年憲法の制定にあたり、スペインからの独立後の国家体制の枠組をつくった。これはポルターレス体制とよばれ、1925年の憲法制定までほぼ100年間続いた。交通輸送網の拡充など輸出奨励策をとり、その後の農産物鉱産物の輸出拡大、輸出向け経済体制の確立に決定的役割を果たした。1837年対ペルー・ボリビア同盟戦争中、これに反対する兵士に銃撃されて死亡した。

[後藤政子]

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