ポルホビリノーゲン

栄養・生化学辞典 「ポルホビリノーゲン」の解説

ポルホビリノーゲン

 C10H14N2O4 (mw226.23).

 ポルフィリン生合成の代謝中間体.δ-アミノレブリン酸から作られる.ポルフィリン症患者では尿へ排泄され,尿を放置すると酸化されて尿が褐色に変色する原因となる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルホビリノーゲン」の意味・わかりやすい解説

ポルホビリノーゲン
porphobilinogen

δ-アミノレブリン酸脱水酵素によって2分子のδ-アミノレブリン酸から合成されるポルフィリン合成の中間体。幼若のみならず成熟赤血球および肝臓にも上記の酵素が存在する。また,急性ポルフィリン尿症患者の尿中にも存在する。

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