ポン教(読み)ポンきょう(その他表記)Bon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポン教」の意味・わかりやすい解説

ポン教
ポンきょう
Bon

チベットのム dMu族が信奉した招福排禍の呪術的信仰。ム族と古くに婚姻関係で結びついたピャー Phyva族,すなわちのちの吐蕃王家もこれを信奉し,ム族の故郷シャン・シュンやム・ピャー族を父系にもった金川の東女国,すなわちスムパの地なども含めて,仏教以前のチベットに広く行われた。その司祭者をシェンと呼び,開祖をシェンラプ・ミオと名づけている。9世紀後半以後に仏教との習合が起り,後代では仏教にならって組織化されたため,今日では非仏教的要素をすべてポン教の名のもとに指摘している。仏教が外来宗教であるのにならって,ポン教もイラン方面を発生地に指定するが真偽は定めがたい。敦煌文献ではポンとシェンを区別する例もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む