デジタル大辞泉 「習合」の意味・読み・例文・類語 しゅう‐ごう〔シフガフ〕【習合】 異なる教義などを折衷すること。「神仏習合」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「習合」の意味・読み・例文・類語 しゅう‐ごうシフガフ【習合】 〘 名詞 〙 哲学上または宗教上で、相異なる諸種の教理や学説が融合すること。神と仏を結びつけて、その本地垂迹を考えた、神仏習合思想はその一つ。[初出の実例]「辯才天が〈略〉和朝に来ってから、すべて『宇賀』と名付けられる福財の御食津(みけつ)神々と習合合体を遂げた」(出典:女体開顕(1940)〈岡本かの子〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「習合」の意味・わかりやすい解説 習合しゅうごうsyncretism 人類学用語。文化接触によって生じる2つ以上の異質な文化的要素の混在,共存のこと。 1935年頃から始った文化変容研究の開花期に登場した用語。習合において,もとの文化要素は再解釈,再構成され,新しい意味や機能が与えられる。典型的な例として,キリスト教やイスラム教,仏教などの世界宗教が広まっていくなかで各地の伝統的信仰と混合したように,在来文化と外来文化の接触によって生じる信仰や宗教活動の諸形態がある。文化接触以前の状態をゼロ・ポイント,文化要素の中核であり文化接触後も変らないこともある領域を文化焦点などといい,それらの用語とともに文化変容の過程を示すのに用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by