最新 地学事典 「マウントアイサ地域」の解説
マウントアイサちいき
マウントアイサ地域
Mount Isa region
オーストラリア北部に位置し,周囲をAde-laidean~顕生代の地層に覆われる原生代早~中期の地塊(Mt.Isa inlier)から構成。北西部はMcArthur Basinに続く。中央部には南北方向に原生代早期の基盤が分布し,1,890~1,870Maの変成作用(Barramundi造山)を受けた珪長質~泥質変成岩やミグマタイトと,それらを覆う1,870~1,840Maの珪長質火山岩(Leichard vol-canics)および同時期の花崗岩が存在する。この地帯を挟んで東西両側(Eastern & Western fold belts)には,リフティングに伴い1,790~1,600Maころにかけて苦鉄質および珪長質火山岩・砂岩・頁岩・苦灰岩などが堆積。東側のMary Kathleen層群(1,790~1,783Ma)はU鉱床を,西側のMt.Isa層群(1,670Ma前後)は層序規制型のPb・Zn・Cu鉱床を伴う。1,750~1,670Maにかけて変形と花崗岩の貫入があり,さらに1,610~1,500Ma前後にかけて広域変成と花崗岩の貫入を受ける。
執筆者:加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

